宅建業免許を受けるための要件


1.申請者の要件


宅建業の免許を取得するためには、免許申請者(法人が申請者ならその法人自体、個人の申請ならその個人事業主自体)は、次の要件を備える必要があります。

●申請者が法人の場合、その法人の商業登記簿の事業目的欄に宅建業を営むことが記入されていることが必要です。

記入がない場合は、登記事項の変更が必要です。商業登記簿の事業目的欄には、「不動産の売買、賃貸及びその仲介」とするのが一般的です。

申請者の商号又は名称が「法律によってその使用を禁止されている場合」など以下のような制限に抵触する場合は、その商号や名称は変更する必要があります。

〈商号、名称についての制限の例〉

〇法令上、その商号、名称の使用が禁止されているもの
〇地方公共団体又は公的機関の名称と紛らわしいもの―「・・・公社、・・・協会」など
〇指定流通機構の名称と紛らわしいもの―「・・・流通機構、・・・流通センター、・・・不動産センター、・・・住宅センター、・・・情報センター」など

個人業者の場合―法人と誤認されるおそれのあるもの
〇算用数字のほか、変体がな及び図形又は符号等で判読しにくいもの

 

上記のような商号の場合は商号変更も必要になってきます。

2.事務所の要件


宅建業の免許取得において、事務所要件は重要な意味を持ちます。事務所の所在や数により、宅建業の免許の申請先が変わりますし、事務所の数により営業保証金の額も変わるからです。

また、宅建業を営むそれぞれの事務所ごとに専任の宅地建物取引士の設置が必要になります。

さらに事務所の形態により、宅建業免許申請に必要な書類なども異なってきます。

添付書類である事務所の写真の撮り方なども非常に厳しい審査があります。

事務所の要件や必要書類、写真の撮り方などについては、十分な注意が必要なのです。

〈事務所の形態〉

事務所として認められるためには、

物理的にも

社会通念的にも

宅建業の業務を継続的に行える機能を持ち

事務所として認識される程度の独立した形態が必要なのです。

つまり、テント張りの案内所や移動の容易な施設などは事務所として認められることはありません。

 

では、戸建て住宅やマンションの一室の場合はどうでしょう。これらを事務所として使用する場合、独立性の確保が求められます。

したがって、同一フロアーに他の会社が同居しているような場合などは、間仕切りや入口などの点で、事務所の独立性が認められる必要があるのです。

このような場合は、ケースバイケースで審査に必要な書類、写真の撮り方などが変わってきますので、ぜひご相談ください。

3.専任の宅地建物取引士の要件


 

専任とは、事務所に常勤して専ら宅建取引業の業務に従事することです。

しかし、「専任」状態を詳しく説明することは難しく、逆に「専任」とはいえないパターンを確認するのが一般的です。

たとえば、

他の事務所の代表取締役や常勤の役員を兼任したり、

他の会社の業務に従事している場合や

一般的な営業時間に事務所に勤務することが出来ない状態にあったり、

通常の勤務が不可能な場所に住んでいるような場合には、

「専任」として認められていません。

 

〈人数〉

宅建取引業に従事する者の5名に1名以上の割合と義務付けられています。

退職などで不足してしまった場合は、2週間以内に補充しなければなりません。


4.欠格事由


宅建業の免許を受けようとする法人個人事業主法人の役員個人の法定代理人政令使用人(支店長)が以下に掲げる事由に該当する場合は、宅建業の免許を取得することはできません。

 

1.宅建業免許不正取得、情状が特に重い不正不当行為又は業務停止処分違反をして宅建業免許を取り消された場合は、宅建業免許を取り消された日から5年間は免許を取得できません。

 

2.宅建業免許不正取得、情状が特に重い不正不当行為又は業務停止処分違反をした疑いがあるとして聴聞の公示をされた後、自ら廃業の届出をした場合、その届出の日から5年間は宅建業免許を取得できません。

 

3.宅建業法若しくは暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律の規定に違反したことにより、罰金刑以上の刑に処せられたか、それ以外の法律により禁固刑以上の刑に処せられたことがある場合は、その刑の執行が終わった、又は刑の執行を受けることがなくなった日から5年間は宅建業免許を取得できません。

 

4.宅建業免許の申請前5年以内に宅建業に関して不正又は著しく不当な行為をした場合は宅建業免許を取得できません。

 

5.成年被後見人、被保佐人、破産宣告を受けている場合は宅建業免許を取得できません。

 

6.宅建業に関し不正又は不誠実な行為をするおそれが明らかな場合は宅建業免許を取得できません。

 

 


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